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インクルーシブな職場環境の実現に向けた優れた貢献が評価

ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー、リーダーらが「2018 アウトスタンディング」リストの上位者に選出

原材料 2018-11-08

 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーは11月6日、ダウの5人のリーダーが「2018 アウトスタンディング(2018 OUTstanding)」リストのうち3つのカテゴリー「LGBT+ エグゼクティブ(LGBT+ Executives)」、「アライ・エグゼクティブ(Ally Executives)」、「LGBT+ フューチャーリーダー(LGBT+ Future Leaders)」で選出されたと発表した。選出されたリーダーのうち、数人は各カテゴリーで上位10人に選ばれた。

 LGBTである企業の重役やその支持者を対象とするプロフェッショナル・ネットワークが作成し、フィナンシャル・タイムズ紙が公表する「アウトスタンディング」リストは、2018年で6年目を迎える。

 年間ランキングの決定は、従業員が職場の内外を問わず安全、敬意、尊重を感じられる環境の構築に積極的に寄与しているプロフェッショナルの中から候補者が選ばれ、審査が行われる。

 ■「LGBT+ エグゼクティブ」の上位100人に選出されたダウのリーダー
 ◇ジム・フィッタリング氏(Jim Fitterling)、ダウ最高経営責任者兼ダウ・デュポン素材科学部門担当最高執行責任者(第1位)

 今年の「LGBT+ エグゼクティブ」リストでランクアップし1位に選出されたフィッタリング氏は、ダウで職場におけるインクルージョンおよびダイバーシティの強化に向けた取り組みを主導。平等、インクルージョン、ダイバーシティという理念に忠実であることで知られ、2014年に自身がLGBTであることを公表したフィッタリングは、LGBTあるいはアライ(支持者)に注力するGLADなど、10あるダウの従業員リソースグループを強く支持している。フィッタリング氏は、フォーチュン100社のCEOポストに選出された最初の「カミングアウトを行った重役」として、インクルージョンおよびLGBTなどの平等に向けたダウの継続的な取り組みに貢献し続けている。ダウ社内だけでなく、世界中でLGBTあるいはアライであるエグゼクティブの模範を示し続けると同時に、インクルージョンおよびダイバーシティを支持する取り組みを推進している。また、LGBTの従業員の人生に変化をもたらすために、自らの気付きを共有し助言を行っている。

 ◇ルイス・A・ベガ氏 (Louis A.Vega)、ダウ・オーストラリア・アンド・ニュージーランド社長兼常務取締役兼ダウ・オリンピック・アンド・スポーツ・ソリューション担当副社長(第42位)

 全従業員が尊重されていることを実感し、全従業員が平等に成功する機会を与えられるために、ベガは、インクルージョンの文化を積極的に支持するとともに、平等に対する自らの情熱をビジネスやスポーツにおけるさまざまなコミュニティで発揮。社内外を問わず顕著な模範となり、世界中の組織に関与し、平等という文化の支持者として変革や理解の広がりを促している。また、長年の取り組み、慈善行為、ボランティア活動、際立った指導力などが数多くの団体に認められ表彰されてきた。「アウトスタンディングLGBT+ ロールモデル」リストに複数年にわたって選出され、オーストラリアでは2018年に優れたLGBTなどである企業の重役50人にも選ばれている。

 ■「アライ・エグゼクティブ」上位50人に選出評価を受けたダウのリーダー
 ◇ラリー・ライアン氏(Larry Ryan)、ダウ北米および成長基盤技術担当社長(第8位)
 ライアン氏は、職場、地域社会、そして家庭でのインクルージョン推進に力を注いでおり、ダウの従業員リソースグループであるGLADの一員として活発に活動するとともに、同グループを支援するエグゼクティブスポンサーを務める。特に採用活動や人材管理において、LGBTなどのインクルージョンの重要性を常に強調している。長年にわたり、インクルージョンとダイバーシティを推進してきたが、自身の息子が最近カミングアウトした事実から、より身近にその理念を支持している。PFLAG理事会の一員でもあり、インクルーシブかつ多様な職場は、革新と従業員の活躍を実現することを確信している。また、LGBTのアライを職場と社会に変革を促す真の支持者へと変える活動を率先して行っている。

 ■「LGBT+ フューチャーリーダー」上位50名に選出されたダウのリーダー
 ◇アルベルト・ピノ氏(Alberto Pino)、ダウ・ラテンアメリカ、顧客体験およびデジタル市場責任者(第2位)

 ピノ氏は、ダウのGLADメキシコシティ支部創設者であり、中南米地域において、ダウのLGBTなどのインクルージョンに関する認識を高め、文化の変革を促す取り組みの先頭に立っている。社会活動とダイバーシティの問題を関連付けるために、著名な講演者を招き創造的なセミナーを実施しています。2014年には、LGBTコミュニティを支持するためのメキシコ初の企業連合であるプライド・コネクションの創設に協力し、現在、同連合には合計54社の法人会員が加入している。インクルージョンおよびダイバーシティ分野のリーダーとして、地域およびグローバルなコミュニティで活躍している。

 ◇コリー・ヴァレンテ氏(Cory Valente)、ダウ・パフォーマンス・シリコーン、研究開発担当シニアマネージャー(第34位)

 ヴァレンテ氏は、ダウのGLAD従業員リソースグループのグローバルリーダーを務め、LGBTなどのインクルージョンと平等に向けて尽力するとともに、LGBT分野におけるダウの評価の向上、文化変革の促進、公正な方針や慣行を奨励している。グローバルでダウの同僚と協働して、ダウの従業員のために、職場でも生活の場である地域社会でも完全にインクルーシブな職場を実現するという理想を掲げて活動している。ヴァレンテのリーダーシップの下、GLADの組織網は世界100カ国以上に広がり、加入者は4,000人を超えるまでに成長している。また、アウトスタンディングやアウト・アンド・イコール(O&E)、PFLAG、ビクトリー・インスティテュート、GLAAD、ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)財団など、さまざまな組織とダウとの強固な関係維持にも取り組んでいる。

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