電気自動車・自動運転車用の部品に注目
ランクセス、ポリアミドとポリエステル製品群を新たに拡充
原材料 2018-11-02

「ポカンC1202LT」が使用されたテールゲート・ハンドルの部品
ランクセスは10月30日、ポリアミド6、ポリアミド66、そしてPBT(ポリブチレン・テレフタレート)のコンパウンド製品群を拡充すると発表した。すべての新製品は、レーザー透過溶着に汎用的に使われる近赤外線波長領域での優れたレーザー透過性が特長。車両走行の電動化や運転者支援システム、自動車運転に必要なセンサー・ハウジング、コントロール・ユニット、ディスプレイ・システムを主な成長分野に掲げている。
ハロゲンフリーの難燃性「デュレタンAKV30FN04LT」、電食に対する耐性を高めた「デュレタンAKV25H3.0LT」、高い靭性要求のある部品に特化した「デュレタンB31KH3.0LT」、PBTとPC(ポリカーボネート)のブレンド材である「ポカンC1202LT」、「ポカンC3230LT」を拡充する。
「デュレタンAKV30FN04LT」は1.5ミリまでの肉厚でレーザー溶着される波長域において光透過性が非常に優れており、溶融時間の短縮、生産性の向上につながる。また、非常に高い耐トラッキング性を示し、米国のUL94規格の難燃性試験で最高クラスのV-0/0.4mmを獲得している。熱安定性も最適化されており、射出成形時に成形品表面に付着するモールド・テポジットの発生リスクを大幅に低減している。
「デュレタンAKV25H3.0LT」は、金属・ハロゲンフリーの熱安定剤を使ったガラス繊維強化耐熱グレードで、高い短期耐熱性要求がある部品の材料として最適。
「デュレタンB31KH3.0LT」は非強化ポリアミド6で、高い靭性要求のある部品に特化したグレード。精巧な電子機器ハウジングやコネクターのように、変形や収縮寸法変化を嫌う部品に有効だ。
「ポカンC1202LT」と「ポカンC3230LT」のグレードはPBTとポリカーボネート(PC)のブレンド材で、厚肉部分でも大変優れたレーザー透過性を有している。「ポカンC1202LT」の強みは、高い靭性と低反り変形。一方「ポカンC3230LT」は、30%ガラス繊維強化グレードで、電子部品のハウジングのような高剛性・高強度の要求がある用途向けに開発された。ガラス繊維強化でありながら、低歪みで外観特性に優れている。両製品とも非常に優れた耐加水分解性を兼ね備え、使用における優位性を発揮する。湿熱にさらされるエンジンルームに取り付けられる、構造の複雑なセンサー・ハウジングやコントロール・ユニットが主な用途。
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