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北米市場で拡大はかる

東海カーボン、米国メーカーを子会社化

原材料 2018-07-02

 東海カーボンは6月26日、米国のカーボンブラックメーカーSid Richardson Carbon(SRC社)と、そのグループ会社であるSRCGとNew SRCG Genparの全持分を取得し子会社化したと発表した。

 SRC社は米国で生産能力トップのファーネスブラック製造・販売会社で、2017年の売上高は3億1,190万ドル。米国内に3工場を持ち、タイヤメーカーを中心に、欧米系に加え日系メーカーにも製品を供給している。

 SRCの子会社化により東海カーボンは、中国に次ぐ巨大市場である北米市場の取り込みが可能になるとともに「北米での生産拠点が確保されたことで、タイヤ・ゴム部品メーカーへのグローバル供給体制の整備や、欧米ユーザーとのグローバルな取り引き拡大が可能になった」としている。

 また異なる技術を持つSRC社との技術交流により、生産性の向上やコスト競争力の強化に期待している。

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