18年度は成長性ある電気自動車分野などに注力
ランクセス日本法人2017年度過去最高の業績
原材料 2018-04-19

会見する辻社長
独ランクセスの日本法人ランクセスの辻英男社長は4月17日、東京・丸の内オアゾで会見し、2018 年度の活動について「成長市場である電気自動車などの次世代自動車向け軽量化ソリューションの提供をはじめ建築材料分野、耐火性や安全性を高める難燃剤分野へ注力していく」と方針を明らかにした。
日本法人はランクセスが展開する①アドバンスト中間体(基礎化学品および精密化学品)②スペシャルティアディティブス(添加剤)③エンジニアリングマテリアルズ(高性能樹脂およびウレタン)④パフォーマンスケミカルズ(機能性化学品)の4部門とランクセスとサウジアラムコ社との合弁で設立した合成ゴムメーカーであるアランセオの販売代理店としての事業を含めた全5部門で事業展開しており、2017年度の売上高は約2億5000万ユーロ(約315億円)を計上し、全5部門で増収増益を達成した。
「2004年の設立以来、最高の売上規模となった。特にスペシャリティアディティブス部門においてはケムチュラ社の統合は日本法人の売り上げにも寄与した。また、アランセオの合成ゴムの販売は厳しい販売競争と原材料の高騰の影響を受けたが増収につなげた」(同)。
ランクセスでは収益性のある成長戦略を加速していく方針を明らかにしており、「ケムチュラ社の難燃剤と潤滑油はそれぞれ多様化するマーケットニーズに有機的に対応する」(同)としている。
また社会的責任への取り組みとして日本法人としては引き続き、世界的指揮者の小澤征爾氏の教育プログラムへの支援や化学実験教室による東北復興支援などを展開していく。
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