ランクセス、スペシャリティアディティブス部門は減収増益

　独・ランクセスの2024年12月期（2024年1～12月）業績は、売上高が63億6,600万ユーロで前期比5.2％減、特別項目を除いたEBITDAが6億1,400万ユーロで同19.9％増だった。

　売上高は、ほぼすべての事業部門が販売量を伸ばしたものの、主に原材料およびエネルギーコストの減少による販売価格の低下が影響したことで減収。特別項目を除くEBITDAは、特に稼働率の向上を目的とした「FORWARD!」アクションプランによる大幅なコスト削減が寄与し増益となった。

　セグメント別のうち、スペシャリティアディティブス部門は、売上高が22億900万ユーロで同5.0％減、特別項目を除くEBITDAが2億2,700万ユーロで同8.6％増。

　同部門に含まれる全てのビジネスユニットで販売量が増加したものの、原材料およびエネルギー価格の低下を反映した結果、販売価格が低下したことで減収。「FORWARD!」アクションプランによるコスト削減で増益となった。