【新年トップインタビュー】
日本ゼオン社長田中公章氏、「新中計の最重点課題である風土改革を進めていく」
原材料 2018-01-16

■自動車のEV化について
当社の利益の中心である特殊ゴムは、エンジン回りに使用されることが多く、EV化の流れになると、段々と使われなくなる。そこは真摯に受け止めないといけない。特殊ゴムについては、自動車以外の用途もあるので、そうした需要の開拓を引き続き進めていく。また、自動車でエンジンがなくなったとしても、省燃費タイヤ用の溶液重合スチレンブタジエンゴム(SSBR)は、これからも伸びていく。そこにはより注力していく。
自動車のEV化が進めば、当社のリチウムイオン電池用のバインダーにとっては追い風になる。当社はリチウムイオン電池向け製品として正極用バインダー、負極用バインダー、機能層用バインダーを有しており、EV向けでのシェアが高い。そこでさらに伸ばしていきたい。
自動車のエンジンが想定よりも早くなくなるという危機感を全社員で持ち、早く違う事業に切り替えていくことを考えていきたい。特殊ゴムの利益は大きいので、それに代わる事業をできるだけ早く作りたい。リチウムイオン電池用バインダーであったり、カーボンナノチューブであったり、電子材料であったりだ。こういったものが大きくなってくると、特殊ゴムに代わるものとして安心できるが、まだそこまではいっていない。育てるスピードを上げていく。
いずれはカーボンナノチューブも大きな柱にしていきたい。TIM(熱界面材料)としてマーケティングは進んでおり、大きな期待を持っている。カーボンナノチューブの可能性は大きく、今後も積極的に研究開発を進めていく。
■ZSエラストマー
当社と住友化学のSSBRの合弁会社であるZSエラストマーは、シナジーの環境が整ってきつつある。変性技術は、お互い独特なものを有しており、そういった技術を生かし、ウェット性、低燃費性、耐摩耗性に次ぐ、第4の軸を開発していきたいと考えている。
■働き方改革
17年8月に、ダイバーシティのトップメッセージを出し、ダイバーシティの代表例として、女性の働き方改革に積極的に取り組んでいる。
経営トップも女性社員と対話を始めたり、一人ひとりに、どういうことに困っているのか、会社にどういうことをして欲しいのかというヒアリングをしている。私自身も参事クラスの女性社員にヒアリングした。女性社員は、やる気という面で非常に高いものを感じた。障壁があるのであれば、それを払いのけることでダイバーシティを進めていきたい。ヒアリングを通じて、女性の幹部社員が増え、様々な考え方が増えれば、生まれ変わっていけるような、新生ゼオンになれるような確信を得た。
ダイバーシティは会社の中でイノベーションを引き起こすために必要だと社員には徹底し、スタートしている。自由にものが言える環境を作っていきたい。
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