2028年度上期の竣工目指す
日本ゼオン、シクロオレフィンポリマー新プラント建設工事の起工式を実施
原材料 2026-02-18
日本ゼオンは、山口県周南市の事業用地において、シクロオレフィンポリマー(COP)を生産する新プラント建設工事に着手する。3月から本格工事を開始し、2028年度上期の竣工を予定している。

鍬入れセレモニー
COPは光学用途に加え、医療用途、半導体用途での採用が拡がり、今後さらなる需要が見込まれており、新プラント完成によりCOP年間生産能力を現有比で約30%増強する。なお、新たな事業所の名称は「日本ゼオン 徳山工場東製造所」とし、既存の徳山工場(山口県周南市)と一体となり、周南地区でのさらなる事業拡大を図る。
今回の新プラントは、既存の水島工場(岡山県倉敷市)に次ぐ第2のCOP生産拠点となり、複数拠点化によるCOPのさらなる供給安定化を図る。
2026年2月18日に現地で行われた起工式には、山口県、周南市および地域から来賓を招待したほか、施工関係者、豊嶋哲也日本ゼオン社長をはじめとする関係者ら62人が出席し、工事の安全祈願を行った。
同日行われた記者会見において、豊嶋社長は「COPの旺盛な需要に応えることが長年の夢であり、今回このような素晴らしい条件に恵まれた場所で着工できることは大変感慨深い。今回のプラントを含めた周南エリアで更に事業拡大を図り、今後も独自の素材を通じて、社会の期待に応えていく」とあいさつした。
COP(製品名:ZEONEX、ZEONOR)は、同社が独自に開発した高透明なプラスチックで、優れた光学特性、低吸水性、さらには不純物が非常に少ないなどのさまざまな特長を有している。
光学フィルムや光学レンズといった光学用途に加え、シリンジや細胞培養プレートといった医療用途、さらには半導体搬送容器への展開も加速しており、需要は増加傾向で推移している。
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