日本は一般産業向けが全体牽引
【インタビュー】ゲイツ・ユニッタ・アジア副社長宮本修二氏、下期も増収増益を見込む
工業用品 2017-09-06
■油中タイミングベルトの車載用途の展開
順調に販売できているが、搭載されている自動車の売れ行きに影響される。
日本から中国と欧州向けに輸出している。中国では小型車の優遇税制後の反動もあり期待したほどは伸びていない。一方欧州については順調に伸びており、今後も採用が進むとみている。
■欧州を中心とした自動車の電動化の動きについて
完全に電気自動車(EV)になるかどうかは、現時点では分からない。
当社としては内燃機関が使用されるスタイルに期待する。補機として使用した場合、油中ベルトの優位性が示せると思っている。
当社の事業が自動車から抜けることはない。内燃機関の形が変わっても、ベルトだけでなく参入できるチャンスはあると思う。
■アフターマーケット
アジアはアフターマーケットの期待市場で、ここを何としても伸ばしていく。
大きな市場である中国は、シェア拡大への取り組みを進めている。修理工場をいかに取り込めるかだろう。きめ細かい営業とサービス体制を進めていく。1-2年以内に物流システムを構築していく考えだ。また中国では今後、ネット販売が一つのカギになるとみている。
アセアンは拠点を作りシステム化していく。アフターマーケットの規模はあるが、地域が広く販売網をどう構築していくかが重要だ。
インドは州ごとに法律が異なり難しい面もあるが、それを克服してマーケットを作っていきたい。
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