フェーズ2期間内に1,000億円企業に
ニッタグループ、賀詞交歓会を開催
工業用品 2025-01-15
ニッタグループ(ニッタ、ゲイツ・ユニッタ・アジア、ニッタ・デュポン、ニッタ化工品)は1月7日、明治記念館(東京都港区)で賀詞交歓会を開催、177人が出席し盛大に行われた。ニッタからは石切山靖順社長をはじめ各グループ役員、幹部社員が出席した。

あいさつする石切山社長
会の冒頭、石切山社長は「2025年はどのような年となるのか。日本の経済見通しについては、実質GDP成長率が1.1%程度と予想されており、景気は徐々に回復基調にあると、各所の経済研究機関はみているようだ。ただ、世界ではウクライナ紛争や中東情勢などの地政学的リスクを含め、米国のトランプ次期大統領の方針、政策が世界経済にどのような影響を及ぼすのか。各国が注視している状況だと思う。
当社グループの中長期経営計画である『SHIFT2030』のフェーズ1は終盤にさしかかり、色々と課題も散見されるが、全社の営業目標はほぼ計画通りに推移している。今年4月からは、いよいよフェーズ2に入る。フェーズ2の定量目標は現在策定中だが、長年目標としてきた(売上高)1,000億円企業を期間内で達成したいと思っている。
SHIFT2030の戦略の柱の一つが新事業の探索だ。新事業では、Namd事業の一般産業用途への展開のため、航空宇宙産業向け製品の品質管理規格『AS9100』の認証取得を目指す年となる。フェーズ3での事業拡大の可能性を高めるためにも、確実に取得できるよう進めていく。
また、北海道に新会社『わくっとニッタ』を設立した。新会社は社内ベンチャーの位置づけで、北海道の自然資源を活用した新事業の企画、提案、運営を目的としている。まず第一歩として、メープルシロップの製造・販売を開始するが、この事業化を企画、検討してきた若手社員自らが新会社のトップとなって、事業を推進していく。ニッタはやりたいと思ったことをしっかり企画・提案すれば、実現できる会社でありたいと思っている。そして、皆さんやお客さんにより一層愛され、ともに成長していける会社でありたいと思っている」とあいさつした。

乾杯の発声をする西山ニシヤマ社長
続いて、来賓を代表してニッタ会副会長を務めるニシヤマの西山正晃社長が「2025年は、ニッタさんが創業140周年を迎える。非常に広い商品群を揃えており、大阪・関西万博の会場にも感染症予防用の製品を供出する。
今年は巳年。蛇は復活や再生を象徴し、五穀豊穣の神様でもある縁起の良い動物だ。縁起の良い年に倣って、ニッタさんと一緒になって邁進していきたい」とあいさつし、乾杯の発声を行った。中締めはニッタの中路国弘東京支店長が務めた。
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