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新会社設立し事業拡大はかる

【続報】ニッタ、東洋ゴムの化工品事業取得

工業用品 2017-08-08


 ニッタは7月28日、新田元庸社長が本社で会見し、東洋ゴム工業グループの化工品事業を取得すると発表した。ニッタは東洋ゴムの化工品事業を取得することで事業を拡大し、収益基盤のさらなる強化をはかる。

 今回の事業取得では、まず東洋ゴムの子会社・東洋ゴム化工品が自社の化工品事業(建築用免震ゴム事業を除く)と、東洋ゴムの子会社である綾部トーヨーゴム、福島ゴム、ソフランウイズの対象事業を吸収分割し(ソフランウイズは一部の事業を譲渡)新会社を設立、その新会社の株式をニッタが100%取得する。取得額は37億円を見込んでいる。新会社は10月31日に設立、新会社の株式取得は12月27日の予定。対象事業の売上高は137億6,300万円(16年12月期)。

 東洋ゴムのタイと中国(無錫、香港)のゴム・樹脂化工品製造・販売会社3社は新会社の子会社になる。
 ニッタは、16年3月カナダのベルト会社買収や北米第2工場の建設を発表、今年4月には医療用ゴム製品の浪華ゴム工業を子会社化するなど、グローバル化や新規事業の拡大を積極的に進めており、今回の東洋ゴムの化工品事業取得もその一環といえる。

 新会社が継承する事業は①高機能製品事業(鉄道車両用部品、OA機器用部品、ガス計量膜等)②産業資材事業(引布製品、一般産業用空気バネ等)③防水資材事業(ゴムシート防水、ウレタン塗膜防水等)④建設資材事業(遮水シート、ウレタン道路資材等)。

 「高機能製品事業はオンリー1の技術をベースにした非常におもしろい製品で、この分野が最も伸びるだろうと期待している。産業資材事業は長年の実績や技術力があり多くの大手ユーザーに納入している。防水資材事業は信頼によって築かれた顧客と販売網に支えられた安定した事業だ。建設資材事業は、これから市場規模の拡大する製品分野として期待している」(新田元庸社長)

 今回取得対象となった事業・製品については、従来の代理店との取り引きを継続していく方針で「現行の商流を尊重していく」(同)という。

 会見で新田社長は「当社はベルト・ホース・チューブなど一般産業に強みを持っている。今回、東洋ゴムが一般産業分野を切り離されることになったので、この事業を獲得して事業領域の拡大をはかることにした。東洋ゴムは、とてもおもしろい技術・製品をお持ちなので、当社としても大きなプラスアルファが期待できる。我々が持っている技術、ノウハウ、販路、海外拠点なども生かしながら、新会社を上手く成長させられると思っている」と語った。

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