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再生ゴムチップ材料を使用した環境に配慮した衝突緩衝材

住友理工、「eクッション」が「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」に採用

工業用品 2025-05-30

 住友理工の「eクッション」が、野村不動産と東日本旅客鉄道が共同で推進している大規模複合開発BLUE FRONT SHIBAURAのツインタワーの1棟目である「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」(東京都港区)に採用された。

e クッション


 同製品は、再生ゴムチップ材料を使用した環境に配慮した衝突緩衝材で、サイズ30センチ×30センチ×高さ7.5センチの熱プレス成型品。清水建設との共同開発品で、衝撃緩和を目的とした本体部と、ストッパーなどにボルト締結するための固定部で構成されている。固定部を含めた全体をゴムチップ材料で一体成型することで経済性に優れた製品となっている。

 1台当たりの重量は約7キロと軽量で、建設現場内での持ち運びや取り付け時に重機を必要とせず、取り付けや交換作業が容易になる。

 BLUE FRONT SHIBAURA TOWER Sには、清水建設の制振システム「BILMUS(ビルマス)」が用いられており、超高層ビルの上層階と下層階を構造的に独立させ、双方を免震建築部材などで連結する構造となっている。eクッションは上層階と下層階の連結部の過大変形を防止する安全装置の役割を果たしている。

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