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【インタビュー】タイガースポリマー社長渡辺健太郎氏

中国に車部品事業部

工業用品 2016-07-11


 ■今期の業績見通し
 売上高は前期比0.3%増と横ばい、営業利益は同13.2%減、経常利益も同11.2%減と減益を見込んでいる。

 中国は自動車部品の需要が復活する見通しで、広州は増収増益を見込むものの、杭州は減収が続くと予想している。

 そこで杭州で生産している自動車部品の一部を広州に集約し、2工場共通の営業部門として「中国自動車部品事業部」を広州の中に設置した。当社の主力販売先であるホンダ向けの営業窓口を一本化することにより、中国市場での販売活動を強める動きをしている。

 ■今期の足元の状況
 4―6月が終わったが、利益水準は前年同期並みで推移している。海外も16年1―3月は前年同期よりもいい数字を出している。ただ、今年5月に名古屋支店を移転したが、それに関わる特損が若干出る見込みである。

 ■設備投資
 前期は28億円の実績だった。今期は35億円を計画。国内は金型類の投資が増えるほか、米国オハイオ工場の投資を行う。タイは移転した新工場が前期に完成し、順次機械設備を移しつつあるが、今期も建物と機械関係で6億円の投資を計画している。

 ■今後の自動車部品事業政策
 自動車部品は、連結売上高の中でホンダ向けが8割以上を占め、その中で吸気系部品が中心となっている。今後はホンダ以外の自動車メーカーおよび吸気系部品以外のボリューム、シェアを上げていきたいと考えている。

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