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独自開発の「ナノシート電極」で筋電測定が可能

朝日ラバー、「筋電測定スターターキット」を発売

工業用品 2024-02-14

 朝日ラバーは、伸縮配線、ナノシート電極、筋電計をセットにした「筋電測定スターターキット」を発売する。

 同社は2019年に切り紙構造とゴムを複合させた伸び縮みする配線の「伸縮配線」を開発。伸縮配線と今回新たに開発した極薄電極「ナノシート電極」を、筋肉の動きを測る筋電計と組み合わせて「筋電計測スターターキット」として発売するもの。

 ナノシート電極は生体適合性を持つシリコーンゴムと導電性高分子で構成されており、シートの厚みを1,000nm以下まで薄くした電極。極薄に成形することで、接着剤を使用せず水のみでタトゥーシールのように肌へ貼り付けることが可能となっている。皮膚への刺激を確認する24時間閉塞パッチテストにも適合しており、極薄の電極であるため肌へ貼り付けた際の違和感が少なく、一般的な電極と同様に電気信号を読み取ることができる。

 筋電測定スターターキットは、筋電計を用いて筋肉を動かした際に発生する電気信号を読み取って測定する。身体に取り付ける電極は通常粘着性あるゲル状の電極を用い、電極と筋電計を配線で繋いで測定を行う。

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