ミクロ電子、FOOMA展に出展

　ミクロ電子は「FOOMA JAPAN 2023」に出展し、「回転ドラム式マイクロ波加熱装置／MBH－M15ND」を稼働状態で展示した。

　同社は、マイクロ波加熱装置のリーディングカンパニーとして、マイクロ波電力応用装置やマイクロ波デバイスを数多く開発し、工業分野向け主体に展開している。

　同社では、工業分野以外の新規分野開拓を積極化している。その一環として近年注力しているのが食品分野で、同分野に向けて拡販を図るために、ここ数年「FOOMA展」への出展を続けている。

　今回メインにアピールした「回転ドラム式マイクロ波加熱装置」は、回転ドラムとマイクロ波を組み合わせた特許取得の加熱装置。マイクロ波の内部加熱による高速加熱で焙煎や火入れ、乾燥など、さまざまな用途に使用が可能。最大の特徴は、加熱ムラが少なく、加熱効率の良い攪拌機構を採用している点。豆類の加熱・乾燥・焙煎や、お茶の火入れ、液体の混合加熱、ゴマの焙煎などに最適となっている。

　同社では今回、「回転ドラム式マイクロ波加熱装置」の実演として、餅をマイクロ波と熱風によりほどよく発泡させ、丸形状のカラッと揚げた美味しそうな煎餅のようにするデモ映像を投影し、来場者から注目を集めていた。