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【インタビュー】中国ゴム工業協会名誉会長范仁徳氏

“スマートプロダクション”めざす

工業用品 2016-06-13


 ―今回、トヨタ自動車工場を見学したと聞くが。
 「課題の中で一番大きいのは、生産効率が低いという問題だ。そこでトヨタ生産方式を学び、さらにトヨタ系の部品メーカーに行って勉強してきた。

 さらに生産効率を上げるにはどうしたらよいか。その答えとして、欧米を中心に取り組みが始まり、今後世界中に広がっていくとみられる第4次産業革命、インダストリー4.0を中国でも取り入れていく。

 スマートプロダクションを目指すとは、工場を核にインターネットを通じてあらゆるモノ、サービスが連携することで『つながる工場』を実現することにほかならない」

 ―2025年目標とはどういう意味か。
 「政府が15年に10年後の製造業発展の工程表『中国製造2025』を発表した。その中で製造強国を目指すための重点施策が打ち出されている。ゴム工業もそれに沿って『ゴム強国』を目指している。日本や欧米に学ぶことが一杯あるので、我々はしっかり勉強して強国を実現していきたい」

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