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【特集】インフラ製品

吉野ゴム工業、火力発電やトンネル工事で需要開拓

工業用品 2017-03-28

東京電力広野火力発電所に導入された「二枚目君」


 吉野ゴム工業は、道路トンネル工事や火力発電所などインフラ関連用途で、「二枚目君」を始めとした製品の販売が好調に推移している。

 道路トンネルでは、大阪府発注の都市計画道路大和川線シールド工事に「二枚目君」が採用された。同社が担当した掘削工事の工区は昨年9月で完了したが、揚程44.2m、水平機長17.4mの大型「二枚目君」の活躍によりシールド工事で発生する大量の土砂を、連続で効率良く搬送し、高い評価を得た。

 火力発電所については、東京電力広野火力発電所の5号ボイラーのクリンカ(石炭灰)搬送に「二枚目君」が導入された。火力発電所にはこれが初の採用で、今後、これを導入事例として拡大をはかっていく。

 同社では、火力発電業界への販売拡大に向けた取り組みの一環として、3月1日から3日まで東京ビッグサイトで開催された、次世代火力発電システムの総合見本市「次世代 火力発電EXPO」に出展した。同展には、「二枚目君」のほか、耐腐食軽量ベルトコンベヤローラの「エコロンローラ」や、新製品の「LIm(リム)コンベヤベルト」なども出品し積極的にピーアールした。

 「二枚目君」は、波桟加工を施した主搬送ベルトと横桟を付けた押さえベルトで、搬送物をサンドイッチのように挟み込んで急傾斜・垂直搬送することができる。荷こぼれが少ない上、ベルトクリーナーにより搬送物をきれいに掻き出すためムダなく、効率よく搬送することができるため、火力発電所での石炭搬送や、トンネル工事での土砂搬送で威力を発揮する。

 「エコロンローラ」は、本体に高密度ポリエチレン樹脂を採用し、鋼管製ローラに比べ①軽い(約2分の1)②錆びない③搬送物が付着しにくいため除去作業を軽減できる―などの優れた特徴を持ち、採用が拡大している。

 新製品の「LImコンベヤベルト」は、カバーゴムと芯体帆布の間に黄色のカラーゴム層を設けていて、経年使用によりカバーゴムが磨り減ると、黄色ゴムが現れて、ベルトの交換時期を知らせてくれる。

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