本社、工場などオンラインで結ぶ
吉野ゴム工業、新春決起大会をハイブリッドで開催
工業用品 2022-01-28
吉野ゴム工業が1月5日、「2022年新春決起大会」を大阪・福島の本社で開催した。当日は本社と丹波篠山工場、各営業所をオンラインで結んでの開催で、役員をはじめ全社員が出席した。
冒頭、伊藤吉秀社長があいさつに立ち「昨年はコロナ禍が長引く中、当社も苦戦を強いられたものの様々な工夫によって製・販ともに利益確保が出来たことは大きな成果だった。しかし、今後当社を取り巻く事業環境はますます厳しい様相を呈する見込みで、あらゆる製品、部品、原材料の値上がりや慢性的な物流費の高騰に人手不足など課題は多い。この不確実な環境下は知恵と工夫と行動で乗り切っていく。今期、新たに広島営業所を開設し、強力な布陣でスタートした。また丹波篠山工場もより効率的で、マーケットチャンスに適応しながら高付加価値製品を生む工場としてリノベーションし、全社で新しいチャレンジに取り組んでいきたい。当社の柱となるコンベヤベルト事業は国内ベルト市場の動向を慎重に見極め信念をもってやるべきことを計画的に行い来るべきチャンスに備えていきたい」と決意を述べた。
続いてVTRでの参加となったが、来賓あいさつとして、台湾の同社協力企業であるHYCの林季進董事長と韓国の協力企業である和承コーポレーションのホ・ソリョン代表があいさつした。
HYCの林董事長は「昨年当社は吉野ゴム工業の指導を得て、複数の新規事業の製品開発に成果があった。今後も吉野ゴム工業と弊社と弊社社員は手を携えて新しいプロジェクトや課題解決に対応していく。お互い良い2022年を迎えよう」とあいさつ。
続いて、和承コーポレーションのホ代表が「今年は吉野ゴム工業の飛び立つ年なることを信じ、弊社も経営の変革でベルトだけでなく戦略アイテムを貴社と共有しながら最高のパートナーになれるよう努力していく方針だ。両社の努力が結実し明るく健全に具現化するよう祈念したい」とあいさつした。
今回は2部構成とし、第2部には永年勤続賞の表彰と工夫改善賞の表彰が執り行われた。また59期の新入社員の挨拶も行われた。
最後に、進発式に移り、伊藤亨会長が「このコロナ禍においても、こうしてハイブリッドな形でも新春決起大会を執り行えることは、今日関わって頂いた全ての方々に感謝したい。また、協力会社からは大変素晴らしいごあいさつを頂き、弊社もそれだけ期待されていると認識したい。今年も支えあってともに飛躍したい」とあいさつし散会した。
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