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2022年3月期第3四半期業績

バルカー、シール製品事業は増収増益

工業用品 2022-01-27

 バルカーの2022年3月期第3四半期(2021年4~12月)業績は、売上高が386億8,900万円で前年同期比18.1%増、営業利益が46億3,700万円で同106.5%増、経常利益が48億3,100万円で同101.9%増、純利益が32億9,900万円で同50.6%増だった。

 セグメント別では、シール製品事業は売上高が256億9,500万円で同11.1%増、営業利益が38億2,800万円で同30.2%増。半導体製造装置・デバイスなど先端産業市場向けの拡大と自動車など機器市場向けの回復が寄与した。

 機能樹脂製品事業は売上高が109億8,600万円で同43.1%増、営業利益が9億3,500万円(前年同期は6億3,000万円の損失)。半導体製造装置・デバイスなど先端産業市場向けと高機能化学プラントなどプラント市場向けの需要が大きく回復した。

 通期業績予想を上方修正
 同社は2022年3月期通期業績予想を上方修正した。第3四半期業績が、先端産業などの販売が想定以上の水準になったことに加え、売上原価の低減や販売管理費の抑制に努めた結果、売上高・各利益ともに設定した水準を上回ったことなどが要因。

 
 ■2022年3月期通期業績予想
 ◇売上高=525億円(前回予想518億円、増減率1.4%増)◇営業利益=60億円(同55億円、同9.1%増)◇経常利益=61億円(同56億円、同8.9%増)◇純利益=41億円(同37億円、同10.8%増)

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