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工作機械用特殊ウレタンシールブレード「ワイパーエッジEX」を紹介

バンドー化学、ウェビナーを開催

工業用品 2022-12-20

 バンドー化学は12月14日、「工作機械業界必見!お困りごと解決、ウレタン製シール材『ワイパーエッジEX』のご紹介」と題したウェビナーを開催した。

ウェビナーの様子


 今回は、岩崎成彰産業資材事業部技術部工業用品設計グループリーダーが講師となり、工作機械用特殊ウレタンシールブレード「ワイパーエッジEX」の特徴や使用例などを訴求した。

 同製品は、摺動部に特殊ポリウレタンを用いることによって、耐クーラント性(耐膨潤性)、耐高速摺動性、耐摩耗性を持たせたシールブレード。同社が長年蓄積してきたOA機器用ポリウレタン製クリーニングブレードに関する技術を活用して開発したもので、工作機械の摺動面における切粉・クーラントなどのシール部材として最適な製品となっている。

 また、従来はシール部にNBRやH-NBRなどのゴムを使用し、鋼板と金型を用いて一体加硫成形するものが主流だったが、同製品はシール材と鋼板を接着する構造のため、設計の自由度が高く、用途や使用条件に応じてさまざまな形状で提供することができる点も大きな特徴。

 ウェビナーでは、工作機械ユーザーからの「クーラントや摩耗で破損する」、「寿命を延ばしたい」、「シール性と低摺動性を両立させたい」、「機械をスムーズに動かしたい」、「任意の形状で設計したい」、「異音を小さくしたい」といった困りごとを、ワイパーエッジEXを使用することで解決してきた事例を、各種データや動画などを用いて紹介した。

 まとめとして、ワイパーエッジEXは、①膨潤しにくい②すり減りにくい③切粉に強い④摺動抵抗が小さい⑤シート構造で取り付け時の制約が少ない――という特徴が、工作機械業界の生産性向上・業務効率化などに貢献すると結んだ。

 その後のQ&Aのコーナーでは、参加者から多くの質問が寄せられ、ウェビナーは盛況のうちに終了した。

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