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「第49回国際福祉機器展H.C.R.2022」で

NOK、導電性ゴム引布「Sottoファブリック+」を初出展

工業用品 2022-09-30

 NOKは10月5~7日の3日間、東京ビックサイトで開催される「第49回国際福祉機器展H.C.R.2022」で、7月から新たに生体信号用ゴム電極のSotto(そっと)シリーズに追加した「Sottoファブリック+(プラス)」を初出展する。

 Sottoファブリック+は、ウレタン系導電性ゴムと導電性を持つ布の最適な組み合わせを探り、従来の絶縁性アラミド繊維の布から導電性PET繊維の布へ変更することで、広範囲での均一な電気刺激(EMS)の伝達と、より高い導電性を実現した。

 従来品のSottoファブリックは、ウレタン系導電性ゴムと絶縁性アラミド繊維をシート状に一体化した導電性ゴム引布で、センシング用途に使用されていたが、電気刺激(EMS)目的では十分な効果が得られなかったことや、より高精度のセンシング需要の声を受けて改良した。

 Sottoファブリック+は、要介護者やスポーツ選手のリハビリテーションの際に使用される物理治療機器、EMS機器、生体情報を計測する機能「スマートウェア」での使用が可能となる。

 同社ブースでは、実際にSottoファブリック+を用いたリハビリテーション機器を腕に巻き、電気刺激を体感することができるほか、その他のSottoシリーズや、使い捨て可能な排尿検知センサー「C-Letter」など、介護福祉現場での使用を想定した製品も展示する予定となっている。

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