モノづくり革新進める
住友理工が中期経営ビジョン「2020V」を発表
工業用品 2016-05-30
自動運転技術をカーメーカーと開発へ
5月23日開催の住友理工による経営ビジョン「2020V」の記者発表会の席上、同社の西村義明会長兼CEO、松井徹社長兼COOと報道陣との主な一門一答は次の通り。
■非財務目標では災害ゼロが目標
「20年前に比べて労災は減っているが、ここ数年をみてもゼロにはなっていない。そこで3年前から安全文化の再構築の一環として、デュポンの指導を受けながら災害ゼロに取り組んでいる」
■M&A対象会社の収益化
「買収したホース関係会社が南米市場の縮小などの影響を受け、これまで収益が上がっていないのが現状だ。14―15年度にかけて損失はほぼ半減まで縮小したが、16年度もさらに縮小に努めていきたい。防振ゴム会社も構造改革を進めており、16年度から収益が上がるとみている」
■今後のM&Aの可能性
「20Vは『着実な成長』と『体質強化』がテーマであり、広がった事業領域をしっかり立て直していくのがビジョンの主旨なので、今のところ具体的なものはない」
■IoTの活用
「例えばビッグデータの活用があるが、当社は問題解決のためにそれを活用するところまではいっていない。工場でも不良率を下げるために今までの勘やコツに頼るのではなく、ビッグデータをまとめ、分析するツールを使うことで原因を突き止めることができるので、現場に即したIoTを活用していく」
■自動車新商品開発研究所(仮称)の設置
「小牧製作所の中に設置する。ここではスマートラバーを活用し、ドライバーのバイタルチェックに応じて自動運転に切り替える技術などを含めて、自動車メーカーといっしょに開発していくことを20Vの大きなテーマの1つとして掲げている」
■20年度売上高目標5300億円の地域別内訳
「海外売上高が7割近くを占める3000億円超になるとみている。地域別では米国が3―4割、アジアも米国と同等くらい、残りは日本、欧州、南米などが占めると予想する」
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