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カローラの特別仕様車に搭載

アキレス、静電気分散させる「導電性表皮材」

工業用品 2022-03-08

 アキレスが開発した「導電性表皮材」が、トヨタ自動車が2021年11月に発売したカローラの特別仕様車に搭載されている。

 「導電性表皮材」は運転席のシートに用いることで、ドライバーと周辺に溜まっている静電気をボディ全体に分散させ帯電量を軽減できる。安定した車両挙動に貢献するとともに、より疲れにくく、気持ち良いドライビングに寄与する。トヨタ自動車の協力も得て「導電性表皮材」の開発をすすめ、カローラ特別仕様車の「除電スタビライジングプラスシート」として採用された。

 アキレスの静電気対策技術は40年来の歴史があり、これまでも製造現場の設備資材・包装材・機器、半導体ウエハーや電子デバイス向けの静電気対策品に活用されている。一方、車両用シートの表皮材についても長年に亘る歴史や多くのノウハウを有しており、静電気対策技術を表皮材に応用した。

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