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【新年インタビュー】日進ゴム渡邉育正社長

遮熱ゴムチップを開発 介護施設などに採用拡大

工業用品 2017-01-31


 ■スクールシューズ市場
 16年の当社の教育シューズは売上高を大きく伸ばすことができました。その一方で、15年に一部メーカーの学販からの撤退情報が流れるなど混乱の影響を受けて的確な商品量の調達と供給に苦慮した1年でした。これらの反省から今後は取引先との情報交換をさらに密にして流動的な需要の変化を的確に把握し、タイムリーな商品供給ができるよう社内体制を見直しました。

 商品的には、メッシュ素材を採用して快適性をアップした「教育シューズMR2」と当社としては初めてのINJ成型による「教育シューズMV3」を新たに上履きのラインナップに加えたことで販売が伸びました。また、「教育シューズPK-X3」シリーズには外履き用も加え充実させました。

 
 ■環境製品事業
 16年上期は災害や天候不順の影響から全国的に公共事業の着工遅れが目立ち苦戦しましたが、下期に入り持ち直してきました。製品としては、夏季炎天下で路面の温度上昇を抑制する効果のある「断熱ゴムチップ」が注目されています。カラーゴムチップ資材として現場施工やカラフルなゴムタイルやブロック状の成形品の形で、幼稚園、介護施設、公園広場、遊歩道、学校のプールサイドなどへの採用が進んでいます。

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