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自動車産業の国際的な品質規格

朝日ラバー、白河工場がIATF16949の認証を取得

工業用品 2020-11-20

 朝日ラバーは、福島県白河市にある白河工場において、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格であるIATF16949の認証を取得した。

 IATF16949は、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格で、欧米の自動車メーカーとの取引をする上で必要な認証となっている。欧米の自動車メーカーや自動車団体が、部材の調達先である部品/材料メーカー(サプライヤー)に対して、IATF16949認証登録を取引条件として要求し、自動車メーカーは、その登録されたサプライヤーから部材を調達するという流れがある。

 白河工場を含めた同社の事業所・工場では、品質マネジメント規格のISO9001を取得しており、目標の達成や顧客満足の向上に繋がる活動を実施している。IATF16949では、それに加えて、不具合の予防と、バラつき及びムダの削減に繋がる継続的改善を、システム化することが要求されている。

 白河工場では、自動車の内装用照明向けに、青色LEDにシリコーンゴム製キャップを被せて、10,000色以上の光を実現する「ASA COLOR LED」を生産している。IATF16949の認証を取得することで、同社の製品や技術が自動車向けの厳しい品質マネジメントを実施していることを訴求しつつ、グローバルな新規顧客開拓と継続した品質改善を加速させていく。

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