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2021年3月期第2四半期業績

三ツ星ベルト、国内ベルト事業、海外ベルト事業とも減収減益

工業用品 2020-11-10

 三ツ星ベルトの2021年3月期第2四半期(4~9月)業績は、売上高が304億5,900万円で前年同期比18.1%減、営業利益が19億5,900万円で同55.5%減、経常利益が22億9,600万円で同47.0%減、純利益が16億円で同47.8%減だった。

 セグメント別にみると、国内ベルト事業は売上高が118億7,500万円で同15.4%減、営業利益が20億3,700万円で同39.8%減。

 自動車用ベルトは、新型コロナウイルスの影響でユーザーの工場稼働停止や輸出需要が低迷したことなどで減収。一般産業用ベルトや搬送ベルト、合成樹脂素材も同様に国内企業の生産活動の落ち込みに伴い減収となった。

 海外ベルト事業は売上高が133億8,800万円で同22.7%減、営業利益が11億100万円で同51.4%減。

 自動車用ベルトは、自動車メーカーの生産調整で生産台数が大きく減少したことから、アジア・米国・欧州いずれの地域でも減収。一般産業用ベルトは、中国や東南アジアで農業機械向けの需要が回復傾向にあることなどから前年同期並み。OA機器用ベルトはアジアでの売上高が減少した。

 建設資材事業は売上高が28億3,200万円で同19.4%減、営業利益が1億6,000万円で同70.0%増。

 建築部門は公共や民間の工事物件の中止や延期の影響を受けたことに加え、土木部門も大口工事物件が減少したことで減収となった。

 エンジニアリング ストラクチュラル フォームや金属ナノ粒子を応用した新製品、仕入れ商品などが含まれるその他は売上高が23億6,200万円で同1.5%増、営業利益が1,200万円で同10.6%増となった。

 2021年3月期通期業績予想は、売上高610億円で前期比14.1%減、営業利益32億円で同56.2%減、経常利益34億円で同55.6%減、純利益28億円で同48.8%減を見込んでいる。

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