フコク、ホース事業は増収増益

　フコクが8月25日に発表した2021年3月期第1四半期（4～6月）業績は、売上高が158億8,400万円で前年同期比16.9％減、営業利益が3,700万円で同92.3％減、経常利益が1億1,300万円で同73.0％減、純損失が2,300万円（前年同期は3億9,700万円の利益）だった。

　機能品事業は、タイのワイパー事業などコロナ禍の影響が遅いところもあったが、売上高が64億8,000万円で同20.4％減、営業利益が3億900万円で同26.9％減。防振事業は、中国のコロナ禍の影響が早く全体としても低調な受注だったため、売上高が63億5,700万円で同17.6％減、営業利益が3億8,000万円で同45.7％減。金属加工事業は、主に国内トラックおよび小型建機関連の受注減により、売上高が16億3,600万円で同9.2％減、営業損失が1億1,100万円（同800万円の利益）。ホース事業は、国内外とも商用車向けの受注が堅調に推移したことで、売上高が10億1,000万円で同5.2％増、営業利益が2,700万円で同237.2％増。産業機器事業は、国内を中心に受注が伸び悩み、売上高が5億9,700万円で同20.4％減、営業利益が5,200万円で同31.0％減だった。