不二ラテックス、減収も利益は増加

　不二ラテックスが8月6日に発表した2021年3月期第1四半期（4～6月）業績は、売上高が16億6,100万円で前年同期比13.1％減、営業利益が6,100万円で同54.3％増、経常利益が4,600万円で同122.0％増、純利益が3,600万円で同118.7％増だった。

　医療機器事業は売上高が5億4,800万円で同11.7％減、営業損失が2,700万円（前年同期は2,900万円の損失）。主力のコンドームは、国内市場向けは売り上げを堅持したが、海外市場は中国市場での需要後退を受け、販売が減少した。また利益面は、売り上げ減少に加え、競争激化に伴う利鞘の縮小、栃木千塚工場竣工に伴う償却負担増加が響いた。

　精密機器事業は売上高が10億円で同12.6％減、営業利益が1億8,500万円で同0.2％増。SP事業は売上高が5,600万円で同45.3％減、営業損失が800万円（同6万1,000円の損失）。食品容器事業は売上高が5,600万円で同29.9％増、営業利益が2,200万円で同214.2％増だった。