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現状の2倍以上にあたる月産200万双

住友ゴム工業、ニトリルゴム薄手手袋を増強

工業用品 2020-07-20

増強するマレーシア工場


 住友ゴム工業は7月20日、医療機関や食品メーカーの工場などで使用されるニトリルゴム薄手手袋の生産能力を増強すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い需要が高まっており、現状では全ての需要に応じきれていない。政府からの要請もあり、増強により対応する。

 生産設備を中心に1億5,000万円を投資する。政府の「海外サプライチェーン多元化等支援事業補助金」を活用する。

 マレーシア工場の生産ラインを現状の1ラインから2ラインに増やす。生産効率を含め、ニトリルゴム薄手手袋の生産能力を現状の2倍以上にあたる月産200万双に増強する。増産の開始は2021年5月を予定。国内の医療機関や食品メーカーの工場を中心に供給する。

 同社は、マレーシア工場やタイなどの協力工場で手袋を生産、国内外で販売している。今年4月には、医療支援として9万7,500双を日本政府に支援した。

ニトリルゴム薄手手袋

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