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【新年インタビュー】ニッタ新田元庸社長

「新ニッタグループ理念の共感と実行進める」

工業用品 2017-01-06


 ■海外の状況
 米国工場は建屋が完成し、設備を入れていく段階に入っています。17年7月には稼働を開始できる見通しで、計画通りに進んでいます。

 タイは、ムアー製品が中心になりますが、すでに現地での量産を開始しています。SCRや燃料配管などを中心に忙しい状況が継続しています。

 メキシコも計画通りに進んでおり、17年には設備の増設を検討していますが、顧客である自動車メーカーの動きを見ながらの対応と考えています。米国ではトランプ氏が次期大統領に選出され、メキシコとの自由貿易圏の問題もありますが、当社は米国内にも拠点を有していますので、状況に応じて対応していきたいと思っています。

 海外市場は成長率が高いので取りこぼしのないように育てていかなければなりません。そのためにも特定の業界向けにチームを組み、製品開発から品揃え、品質、プライシングに至るまでグローバルに対応していく考えです。

 また為替については、一時的に円安になっていますが、当社としてはビジネスの実体で伸ばしていく考えです。ビジネスの力をつければ、結果は自ずと付いてくると考えています。

 ■17年の見通し
 各戦略が活発に動き出していますので、17年は良い年になると考えています。市場については、16年に良かったところは引き続き良いと考えています。本年減少した建機などの需要が上向き気配ですので、これはプラスに繋がると考えます。

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