【特集】自動車部品
三昌工業、フィルター製品が主力
工業用品 2016-12-26
三昌工業は補修市場向け自動車部品を主力に生産・販売している。売上高の約50%をエアフィルター、オイルフィルター、エアコンフィルター等のフィルター製品が占め、エンジン回りのシール・パッキン類が約30%、その他約20%が一般産業機器関連部品という構成になっている。
創業は1955年で、自動車部品の生産を開始したのが59年から。生産拠点は国内が静岡浜岡工場(静岡第1工場)、静岡佐倉工場(静岡第2工場)、湘南工場、相模原工場の4拠点。海外は94年に中国・北京に、2013年にインドネシア・タンゲランに生産拠点を設けている。
中国では、Oリングやフィルター類を生産し、日系メーカーに供給している。インドネシアは自動車部品を主力に、エアコン関連部品も一部生産している。
同社の上期(2―7月)売上高は前年同期並みだった。「前半の3カ月はやや低調だったが、5月以降、動きが良くなってきた」(武田正志社長)という。通期見通しについては「上期の後半からの好調が続いているので、若干の増収を見込んでいる」。
海外拠点の状況は「インドネシアは15年度から黒字化し、今年度も順調に推移している。中国はほぼ前年並み。中国市場は需要は多いのだが、年々競合他社との競争が激しくなっている」という。
製品開発については「従来は耐油性が求められていたので素材にNBRが多く使用されていたが、最近は耐久性、耐熱性という観点からHNBRやフッ素ゴムなどの素材が多く使用されるようになっている。エンジンのコンパクト化により耐熱性が重視されているようだ」。
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