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【ゴムシート】

日東化工、16年上期 減収も増益を確保

工業用品 2016-12-21

 日東化工のゴムシート事業の業績が改善している。

 同社では昨年から収益力・財務体質の強化を図ることを目的とした事業構造改革を推進してきた。その一環としてゴムシート事業では、今年4月から天然ゴムの汎用品(厚板)を10―15%値上げするとともに、特殊品についても大幅な価格是正、不採算品の販売見直しを実施している。

 現在は、価格改定については完全に浸透。販売見直しについては、製品構成も大幅に修正し、「適正な収益が取れていないものや身の丈に合わないものについては整理を進めている。整理したものについては期間を定め対処していく計画」(日東化工)。

 改革の実施により、16年度上期(4―9月)のゴムシート事業は減収ながら増益を確保した。「価格改定に加え、残業対応で生産していた製品も、一定の基準を設けて調整することで販売量は減少したが、利益面では黒字転換を果たした」(同)。

 需要先の動向は、自動車向けは「ほぼ計画通り」(同)と安定していたが、設備等に使用されるSBR系の需要が振るわず、一般産業向けの動きは鈍かったようだ。

 製品面では、「ブラックターフ」や「クッションマット」などマット製品が引き続き好調。特に「クッションマット」は、表面強化した「クッションマットコーティング」が、成田第3ターミナルに採用されたことで注目度が上昇。「最近では、ゴムチップでソフト感を備える意匠性が評価され、イベント会場等で床材や壁材として使用されるようになった」(同)として展開の幅が広がっている。

 下期に向けてはこの状況を追い風に改革をさらに推進させ、通期業績は引き続き減収増益を計画している。

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