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「MARUGO TOKYO」8 月2日から

丸五、東京・日本橋に旗艦店をオープン

工業用品 2019-06-21

 丸五は8月2日、同社初の旗艦店「MARUGO TOKYO(マルゴ トウキョウ)」を東京・日本橋にオープンする。店舗面積は64.69平方メートル。

MARUGO TOKYOのイメージ


 丸五は古くから地下足袋産業が続く岡山県倉敷の老舗地下足袋メーカーで、今年でグループ創立100周年を迎えることから、数年前から旗艦店を構想していた。ショップは、同社東京営業所の1階ショールームをショップに改装、足袋型シューズをメインに販売する。

 新たな商業施設のオープンなどで、外国人観光客を含めて盛り上がりをみせる日本橋エリアで、JR東京駅からも徒歩10分というアクセスの良い場所であることから、同社がミッションに掲げる「地下足袋文化を継承し発展させることによって、人々の健康に貢献する」ことを実現する場として最適と考えた。また、「地下足袋を履いてみたいがサイズ感が分からない」という声が寄せられていることから、そうしたニーズにも対応していく。

 MARUGO TOKYOでは、地下足袋の特徴である足の指で地面をつかむような感覚はそのままに、カジュアルなデザインに落とし込んだ足袋型シューズ「たびりら」(8,000-1万円、子ども用あり)や、足指を鍛えて足本来の力を最大限に引き出せるトレーニングシューズ「hitoe(ヒトエ)」(1万2,000円)、裸足教育の一環となる子ども用ファッション地下足袋「NINTABI(にんたび)」(4,000円)などのウェルネス商材をメインに、創立以来一貫して製造販売している地下足袋も揃え、ソックスなど小物を含めて40-50アイテムを展示販売する予定。

たびりら


hitoe


 同社は2014年に、本社工場(岡山県倉敷市)に地下足袋の生産ラインを新設し、国産足袋型シューズの開発を進めてきた。15年に「たびりら」を発売以降、16年に「hitoe」、続いて「NINTABI」を商品化、ラインアップを充実させている。現在、百貨店や雑貨ルートを通じて国内販売を行っているほか、一部海外市場向けにも展開している。

 丸五では、旗艦店内で地下足袋職人による製造実演を行うなど、日本の伝統文化である地下足袋をより広く訴求する体験イベントも定期的に開催していく方針。

 ■MARUGO TOKYO(マルゴ トウキョウ)=東京都中央区京橋1-17-1 昭美京橋第2ビル1階

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