丸五、「2024年商品展示会」を開催

　丸五は1月16～19日に岡山で、2月7～9日に東京で「2024年商品展示会」を開催。今回はリアルな店舗をイメージした展示レイアウトが特徴で、トップボードや販促用の立体ポップなども提案された。

　同展示会では既存製品に加え、同社人気のワークシューズシリーズ「マンダム」シリーズから「マンダムLight EZ#790」、「マンダムFLY―UP#750」、「マンダムHOVER LIGHT#814」などといった新商品を打ち出した。

圧倒的な低コストを実現「マンダムLight EZ#790」

　「マンダムLight EZ#790」は、丸五人気のマンダムシリーズの中でも特に軽量のワークシューズ。足先はゆったり、胛部にはしっかりフィットする丸五オリジナルラスト（木型）を採用した着脱が容易なスリッポンタイプだ。

　マンダムシリーズは、累計販売足数が900万足を突破。丸五は同製品を通し、その実績も強くアピールしていく。「同シリーズが売れ続けている理由は、スリッポンタイプによるフィット感にある。『マンダムLight EZ#790』は、この背景をそのままにコストを見直し刷新した」（丸五）。

　参考上代は本体価格が3,000円と市場競争力を持った価格を実現。コストを抑えられた理由に「ソール部分のTPR（熱可塑性軟質ゴム）設置面積を最低限にした。ほかの部分には耐摩耗配合のEVAを使用。TPRは履いた時、特に圧力がかかる部分へ重点的に採用し、耐久性は十分確保している。


　TPRは熱可塑性のため、熱を加えると溶けて液状になる。これまで製作時に出た端材は廃棄しており非効率的だった。今回のTPR採用により、端材を溶かし再利用することが可能になった。ゴムの単価は変わらないが、再利用により歩留まりとなり、コストダウンに繋がった」（同）。

　同製品は2024年4月に発売予定で、カラーはホワイト、ブラック、ネイビー、ターコイズ、マゼンタの5色を展開。「カラーリングは、ハイブランドなアウトドアブランドを参考にした。各色ともアッパーからソールまでワンカラーで統一し、普及価格帯にも拘らず、高級感の演出を可能にした。ターコイズやマゼンタを追加したことで、売り場を華やかに、ユーザーの目に飛び込みやすくした」（同）。

疲れた足を刺激する「マンダムFLY―UP#750」

　「マンダムFLY―UP#750」は、主にドライバーや立ち仕事をする人の使用を想定したワークシューズ。最大の特徴は、「360°フィットベルト」の採用で、インソール下から一周するベルトでアーチをサポートし、その外周をしっかりホールドする。ベルトを締めることで足裏に刺激を与え、また靴の中での足のブレを軽減。さらにベルトを調整することで、足の形状やその時の作業内容に合わせた最適なフィット感を実現する。

　「2022年に女性向けに販売した『マンダムFLY―UP#510』が好評で、男性向けとしても展開することになった。ベルトが土踏まずにアプローチし、たとえば運転中の足の浮腫み解消や、エコノミー症候群の予防・解消にも繋がる。スリッポンタイプの採用、さらに踵を滑りやすく、履く時に外側にたわむようにしているため、手を使わずに脱ぎ履きできる」（同）

　ほかにもヒール形状を軽く巻き上げ、快適なペダルワークを促すドライビングヒールを採用。またクッション性と安定性を両立した、屈曲しやすいクッションミッドソールで足への衝撃を軽減する。

　カラーはブラックとホワイトの2色展開。「エレファント柄を採用するなど、デザイン面にもこだわっている」（同）。参考上代は本体価格4,000円で、2024年4月の発売を予定している。

擦れや汚れに強い軽作業靴「マンダムHOVER LIGHT#814」

　「マンダムHOVER LIGHT#814」は、超軽量の先芯入りワークシューズ。特徴は片足約300グラムと水に浮くほどの超軽量と高クッションソールで疲れにくさを実現。また脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプを採用し、踵を踏んでも戻りやすい仕様だ。カラーはブラックミリタリーとホワイトミリタリーの2色展開で、参考上代は本体価格で4,000円。


　「前身モデル『マンダムLightCool』のアッパーにはメッシュ加工を採用したが、ユーザーから通気性の高さゆえ冬の使用に不向きかつ、砂や埃が気になるといった意見があった。『マンダムHOVER LIGHT』はアッパーに全て合成皮革を採用し、オールシーズンでの使用を可能にした」（同）


　また今回、ネイティブ柄が特徴的な限定モデル「マンダムHOVER LIGHT#816」もリリースする。カラーはエスニックゼブラ。「数量限定の完全受注生産で、10足セットでの販売となる。受注締切は2024年2月末まで。2024年8月に発売予定だ」（同）。