19年3月期第3四半期業績
三ツ星ベルト、国内ベルトは増収減益、海外ベルトは増収増益
工業用品 2019-02-07
三ツ星ベルトが2月7日に発表した19年3月期第3四半期(18年4-12月)業績は、売上高が551億1,300万円で前年同期比3.7%増、営業利益が67億9,200万円で同1.8%減、経常利益が74億6,700万円で同1.5%減、純利益が51億4,300万円で同5.4%減となった。
セグメント別にみると、国内ベルト事業は売上高が217億7,500万円で同1.9%増、営業利益が56億6,600万円で同2.6%減。
自動車用ベルトは、組み込みライン用の売上高は前年同期並みとなったが、補修用ベルトは車検交換需要の低下により売上高が減少し、全体では前年同期を下回った。 一般産業用ベルトは、射出成形機やロボット業界の需要が堅調だったことから売上高が増加。また、 搬送ベルトは食品業界や物流業界向けの売上高が好調に推移するとともに、合成樹脂素材も企業の設備投資による需要増加に伴い売上高が伸長した。一方、OA機器用ベルトはユーザーの中国市場向け機種の減少の影響などから、売上高は減少した。
海外ベルト事業は売上高が254億6,700万円で同3.2%増、営業利益が29億8,500万円で同6.8%増。
自動車用ベルトは、米国では二輪車用の販売が好調に推移し、欧州では四輪車用の新規需要の獲得により売上高が 増加。アジアでは東南アジアで二輪車用の拡販が奏功したことなどから、全体では売上高が増加した。 一般産業用ベルトは、欧州ではユーザーの在庫調整により補修需要が減少したものの、アジアでは補修用の拡販に加え、新規受注の獲得により売上高が増加し、全体では増加した。 また、OA機器用ベルトは日系ユーザー向けの販売が低下したことから、売上高は減少した。
建設資材事業は売上高が42億9,800万円で同22.3%増、営業利益が9,600万円で同64.9%増。
建築部門は公共や民間の改修工事物件が増加したことから売上高が増加し、土木部門も廃棄物処分場などの大型 工事物件を中心に売上高が伸長した。
エンジニアリングストラクチュラルフォームや金属ナノ粒子を応用した新製品、仕入商品などが含まれるその他は、売上高が35億7,000万円で同0.2%減、営業利益が1億1,700万円で同8.5%減となった。
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