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自動車向け発電機用プーリを発表

三ツ星ベルトが自動車用金属部品分野に積極進出

工業用品 2016-10-03

オルタダンパプーリSmastar

オルタダンパプーリSmastar


 三ツ星ベルトは、自動車用金属部品分野に積極的に進出する。10月1日、神戸市のホテルオークラ神戸で開催した世界代理店会議で、自動車用金属部品の新製品「オルタダンパプーリSmastar」を発表し、その方針を明らかにした。

 新製品はバネ式減衰機構を採用した自動車向け発電機(オルタネータ)用プーリで、内蔵したコイルバネにより、エンジンの回転変動を吸収することができる。これにより、ベルトからの発音の抑制やベルト寿命の向上、さらに燃費向上にも貢献するという。

 同社によると、近年、エンジンはアイドルストップ、ダウンサイジング(小排気量)化、直噴化などの燃費向上技術により、エンジン回転変動が増加傾向にあり、補機ベルトシステムにとって過酷な使用環境にあるという。

 新製品は、こうした課題を解消し、燃費向上にも貢献すると期待されている。すでに6月からトヨタ自動車に納入を開始し、ポルテ/スペイドに搭載されている。今後は搭載車種の拡大や他の自動車メーカーへの展開にも取り組んでいく。

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