日本ゼオンは10月19日、川崎イノベーションフロンティアポート(神奈川県川崎市)の総合開発センターエリア内に新設する多品種研究試作施設の建設に着手したと発表した。稼働は2028年1月を計画する。

 同社は、既存・新規事業にかかわらず研究開発から量産までのスケールアップの加速を目指して新施設を設置する。持続的な成長に貢献する重要施設と位置付ける。

新施設では、重合、水添、凝固、乾燥などの工程を取り込むとともに、幅広い製造条件やさまざまな運転方法にマルチ対応可能な設計を導入して、ラボから中量サンプルまでの作製を短期化し、量産化の早期実現に繋げていく考えだ。

 さらに“ポリマーデザインカンパニー”としての新技術開発を展開する拠点と位置づけ、新プロセス、オペレーション技術、分析技術、計測技術などを社内外に展開する足掛りづくりにも取り組む。将来的には、社外の試作受託など、あらゆる技術展開が可能な体制を整える方針だ。

 着工日の10月16には、関係者らが出席し安全祈願祭を挙行した。

多品種研究試作施設 安全祈願祭の模様