日本ゼオンは9月3日、子会社トウペのアクリルゴム事業承継に向けて、新会社「ゼオンケミカルズ倉敷」を7月23日設立したと発表した。

 日本ゼオンは5月11日、塗料・合成樹脂などを製造・販売するナトコに、トウペの塗料事業を売却すると発表した。ただ、トウペのもう1つの主力製品であるアクリルゴムは、日本ゼオンの主要事業であるエラストマーとのシナジーが高いため、グループ内にとどめることが必要と判断し、受け皿となる新会社を設立した。

 その上で8月21日、トウペと新会社の間で吸収分割契約を締結した。新会社の事業開始は、10月30日を予定する。

 特殊ゴムのアクリルゴムは、耐熱性に優れるため、オイルシールやホース等の自動車部品に使用される。ゼオン グル-プでは、日・米・タイで合計4カ所の製造拠点を構え、グローバル供給体制を整えている。