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【新年インタビュー】ハバジット日本津川純社長

豊富なリソースを基に新たな市場を創出

工業用品 2017-01-17

 2016年10月1日付けで就任したハバジット日本の津川純社長。「FA関連業界が長く、樹脂ベルト業界にはあまりなじみはないが、これまでの経験をハバジット日本のビジネス生かしていけたらと思っている」と語る。17年度は昨年以上の伸びを目標とし、差別化製品で新規需要を開拓していく。

 ■社長就任の抱負
 私は大手電子機器メーカーで海外赴任を含め20年ほど勤務し、製造や営業、マーケティングなどの部門に携わり、その後、FA関連の欧米系メーカーで日本法人の社長やアジア地区統括を歴任しました。日本と欧米の企業文化での経験を活かし、ハバジット社のグループ力を最大限に引き出し、日本市場のニーズに応えることで、ビジネスの発展をはかりたいと思っています。

 ■今後の経営方針・経営課題
 ハバジットグループは世界で確固たる地位を築いており、製品も充実した品揃えを誇っています。グループとしての樹脂ベルト製品アイテム数は500種を超えていますが、日本国内で販売されている製品は限定されています。こうした豊富なリソースを基に国内ニーズに合わせて改良することで、新たな市場を創出します。スイス本社と戦略の連携を密にし、グローバルプラットフォームの優位性を最大限活用し差別化をはかっていきます。

 また、これまでハバジット製品の販売に協力していただいた特約店との連携をさらに密にし、セグメント別にきめ細かく対応したサンプル帳、販促動画、チラシなどによりサポートを強化します。特約店の特長や地域性を考慮し、win-winの関係を構築できる提案をしていきます。

 ■2016年度(1-12月)業績見込み
 1ケタ後半の増収を見込んでいます。注力してきた食品、物流分野が好調で、大型物件を受注することもできました。製品面では、洗い易く傷つきにくいため衛生管理が容易な一体成型ベルト「クリーンドライブ」や、タイミングベルト「ハバシンク」も自動車関連を中心に大幅に伸長しました。

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