2019年12月期業績
ニチリン、日本とアジアは増収減益
工業用品 2020-02-14
ニチリンが2月14日に発表した2019年12月期(2019年1~12月)業績は、売上高が610億7,300万円で前期比2.1%減、営業利益が62億1,900万円で同26.4%減、経常利益が62億4,300万円で同26.7%減、純利益が27億4,800万円で同40.8%減となった。
セグメント別にみると、日本は売上高が331億6,000万円で同0.3%増、営業利益が22億400万円で同5.9%減。北米子会社向けの部品供給が減少した一方、中国、アジア子会社向けの設備売り上げが増加したことに加え、国内販売も堅調に推移した。
北米は売上高が102億1,000万円で同14.3%減、営業損失が2,100万円(前期は5億3,400万円の利益)。北米市場では、日系企業が得意としてきたセダン車の需要が減少し、小型トラック・SUV車の需要が増加傾向。また、北米子会社では、新商品であるIHX(カーエアコン用内部熱交換器)の量産が開始された一方で、主力製品だったパワーステアリング用ホースの需要は減少した。利益は減収に伴う限界利益の減少に加え、中国材料の追加関税の増加、メキシコでの最低賃金の増加で損失となった。
中国は売上高が110億5,800万円で同7.4%減、営業利益が8億6,700万円で同51.9%減。中国市場では、米中貿易摩擦により経済の減速傾向が強まっており、新車販売台数も前期割れの状況が続いた。また、北米向けなどへのエアコン用管体の輸出も減少傾向で推移した。利益は蘇州日輪汽車部件の生産移管準備費用の増加で減益となった。
アジアは売上高が171億5,700万円で同9.3%増、営業利益が36億6,200万円で同2.1%減。ABS化による二輪用ブレーキホースの販売増に加え、フューエルホースの販売が堅調に推移した。
欧州は売上高が53億4,500万円で同8.0%減、営業損失が2億8,900万円(同2,000万円の損失)。日系メーカー、欧州メーカーの生産減少を受け減収。利益は新モデル立ち上げに伴う特別費用の発生で損失となった。
2020年12月期通期業績予想は、売上高620億円で前期比1.5%増、営業利益63億円で同1.3%増、経常利益63億円で同0.9%増、純利益33億円で同20.1%増を計画している。
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