【新年トップインタビュー】
三ツ星ベルト社長垣内一氏、「技術・製品開発のスピードを今年はさらにアップさせる」
工業用品 2018-01-10

「18年3月期第2四半期は、半期ベースで過去最高の業績を達成した」と語る三ツ星ベルトの垣内一社長。国内・海外とも総じて順調で、下期も堅調に推移する見通しだ。今年は2019年度を最終年度とする中期経営計画の目標達成に向けて「製品開発のスピードをさらにアップさせる」方針だ。
■2017年を振り返って
17年は業績の良い状態を継続することができ、当社グループ全社員のがんばりに感謝している。第2四半期業績も営業利益、経常利益とも過去最高となり順調な1年だった。しかし課題はまだ沢山あるので、それを解決してさらにレベルアップをはかりたい。
課題のひとつは、企業風土を変えるということ。長年にわたり取り組んでいるが、なかなか古い体質から抜け出せない。徐々に変わってきてはいるが、まだまだ改善不足といえる。
■第2四半期業績
地域別に見ると、国内、海外とも順調。国内は顧客の皆さんが好調なので、当社製品の販売も伸びた。海外は各地域とも総じて堅調だが、特にアジアが好調に推移した。
自動車用ベルトは、国内は補修用が伸び悩んでいるものの、それ以外は順調。
一般産業用ベルトも全般的に順調だが、特に射出成形機、ロボット関連が大きく伸びた。ロボット向けは、国内だけでなく海外も伸びている。海外は労務費が上昇しているので、自動化・省人化の流れが鮮明になっている。
■18年の見通し
3月ぐらいまでは現在の順調な状況が継続すると見ているが、4月以降については不透明で、予測するのが難しいというのが正直なところだ。海外情勢も非常に不穏で、何か異常な事態が勃発すれば、現在の順調な状況も一変してしまうだろう。ただ東京五輪が開催される2020年に向けて土木・建設関連の需要は確実に出るだろう。
■中計の進捗状況
2017-2019年度の中期3カ年計画を策定している。最終年度の19年度に売上高700億円、営業利益78億円、経常利益78億円、売上高営業利益率11%を目標にしている。17年度は計画を上回るレベルで順調に推移している。
中計では、産業用は伝達性能の高いベルトの拡販、自動車用では機能部品の開発と拡販、搬送製品では食品分野への拡販などを重点目標に掲げているが、全体的に良い状況で進んでいる。ただ技術開発のスピードアップという点に関しては、まだスピード感が不足している。
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