人財教育、労働環境、ダイバーシティの3つを重点事項に
クリヤマホールディングス、100年企業を目指す
商社 2023-03-13
クリヤマホールディングスの小貫成彦代表取締役CEOは3月9日開催の2022年12月期決算概要説明会で、CEOに就任し7カ月が経過したなかで①次世代の経営・マネジメント・エンジニアなど、人財育成②グローバル経営、シナジー効果と品質の向上③新たなる挑戦、改革--の3点を今後の成長戦略の軸としていきたい意向であることを明らかにした。
クリヤマグループは今年で創立84年を迎え、100年企業を目指す足掛かりとして、3つの取り組みを重要視していく方針だ。また、グループ一体化を目的に日本語では「動」、英語では「be active」を掲げ、「グループ内で周知しコロナ後の事業戦略として色々な面で『動く』『動かす』ということを大切にしていきたい」と語った。
特に、「人財戦略」は重要分野に掲げ、積極的に展開していく考えで①人財教育②労働環境③ダイバーシティの3つを重点事項としていく。
人財教育に関してはグループ全体で、「KGC(クリヤマ グローバル チャレンジ)プロジェクト」として海外派遣制度を充実させ、海外拠点で現地勤務をすることで国際感覚や語学力の習得、能力を高めていく。また労働環境についても従業員の待遇改善を図るため働き方改革や健康経営を推進する。さらにコミュニケーションの活性化を目的にオフィスの環境整備も図る。
一方、ダイバーシティの分野では「3月の株主総会承認を前提とし取締役に1人、執行委役員に2人の外国人社員を内定している」(小貫CEO)とし、グローバル経営の推進を図っていく。
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