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顧客・協力企業との繋がりを表現

ミナトゴム、新看板に~共に挑戦~掲げる

商社 2022-09-06

 ミナトゴム(田口昌也社長、本社・千葉県船橋市)はこのほど社屋に掲げる看板をリニューアルした。

ミナトゴムの本社に掲げられた新しい看板


 これまでの縦看板から社屋の壁面に、
 ~共に挑戦~
 MINATO RUBBER 
 CHALLENGE TOGETHER

 と創立50周年時に制作した社名ロゴを前面におし出した。顧客と協力企業、そして関係する全ての人との繋がりを「共に挑戦」と表現。ミナトゴムのこれからの事業の方向性である、持続可能型経営に向けた意思が示されている。

 一般に「看板」の意味には「扱う商品、うたい文句などを書いて人目に付く場所に掲げておく板状のもの」、さらに「世間に信用のある屋号。または信用」、とあるようだ。看板は、「社名」だけでなく「信用」も掲げるものらしい。

 「これまでの看板は、2003年に品質マネジメントのISO9001:2000認証を取得したときに、MGを組み合わせたロゴと『ミナトゴム株式会社』の社名の横にISO9001:2000を表示し、当時の顧客ニーズを反映したものだった。それからおよそ20年の間に事業内容も大きく変化してきた。ベトナムに製造拠点を持ち、昨年末には本社に試作測定室も配置、茨城のRDC研究開発センターと共に、品質保証の効率化を図るなど、製造・販売・品質保証に注力してきた。新しい看板を掲げることで事業の方向性について改めておし出したいと思った」(田口社長)という。

 同社は、自動車用ゴム製品をはじめ工業用ゴム製品を国内のマザー工場となる岩手工場とグループ企業のベトナムのミナトラバーベトナム(MRV)で日本国内、ベトナム、中国、アセアン向け製品を供給している。特にMRVは2014年の稼働以降、設備、人員とも着実に拡充し「現状もフル稼働」(同)と好調だ。

 好調な理由について、「ベトナム工場は操業当初から、“価格勝負はしない”と決めていた。国内工場の品質管理を超えるという目標を掲げ、常にレベルアップを図っていく中で、現地従業員の知識・経験・技能が磨かれ、業績向上に繋がるような施策を取ってきた。ベトナムの技術力が上がることで、国内製造拠点も新製品受注に注力できる」(同)と語る。

 ミナトゴムの経営理念である「ゴムを通じて世界と繋がる」を達成するために、顧客、協力企業と「共に挑戦」していく企業であること、そして信頼される企業であり続けることを改めて本社に掲げた。

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