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品質問題など意見交換

西部ゴム商組、ホース商工懇談会開く

商社 2017-11-21

会場の様子


 西部工業用ゴム製品卸商業組合(祖父江一郎理事長)は、11月13日午後4時30分から大阪・北区堂島浜の中央電気倶楽部で「ホース商工懇談会」を開催した。商業組合側から14人、メーカー側から16人が出席。同商組がこのほど実施したホース流通動態調査の結果報告を行うとともに、景況報告や今後の見通しなどにつき意見交換した。

 懇談会は岡浩史事業委員長(副理事長)の司会で進行。まず祖父江一郎理事長があいさつし、続いて加藤廣ホース部会長がホース流通動態調査の結果について報告した。

 それによると、ゴム・樹脂ホースとも販売状況は「横ばい」が最も多いものの、昨年度調査に比べ上振れしている。これに伴い、全売り上げに対するホース売り上げ比率も増加傾向にある。在庫は仕入れ先の要望、物流問題などで増加傾向にある。問題点として物流経費の上昇で利益を圧迫するなどが報告された。

 その後、メーカー側から一般ホースは十川ゴムの松江耕執行役員大阪支社長、樹脂ホースはタイガースポリマーの植富男大阪支店長、高圧ホースは住理工ホース販売の高橋雅巳大阪事業所所長がそれぞれ生産・販売の現況を報告した。

 その後行われた懇談では商業者側から、「高圧ホースの需給逼迫で商社に品物が回ってこない」「シリコーンホースは物がなくて困っている」や、「人材不足問題から生じる人件費アップ問題」「昨今、大企業で品質問題が頻発しているが、ホースでもその心配はないか」などについて活発に意見が交わされた。

 メーカー代表として出席したのはクラレプラスチックス、弘進ゴム、タイガースポリマー、東拓工業、住理工ホース販売、十川ゴム、トヨックス、ニッタ、八興、プラス・テク、ユーシー産業の11社。会議終了後は商工懇親会も開催した。

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