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スタッドレスタイヤBLIZZAK VRX2に搭載

ブリヂストン、アクティブ発泡ゴム2の力

タイヤ 2017-10-27

アクティブ発泡ゴム2の氷上でのイメージ図(出典:ブリヂストン資料)


 アクティブ発泡ゴムには、しなやかさに寄与するポリマーとグリップ力に寄与するポリマーが存在する。そこに摩擦力向上剤を配合し、グリップ力を高めているのだが、摩擦力向上剤はしなやかさに寄与するポリマーと結合すると、ポリマー側のしなやかさが失われ硬くなってしまうというデメリットがある。そのため、しなやかさに寄与するポリマーと結合することなく、グリップ力に寄与するポリマーとだけ結合させる必要がある。

 従来の粒径のシリカでは、配合した時にポリマーが大きく分割されており、しなやかさに寄与するポリマーに結合させることなく、グリップ力に寄与するポリマーにだけ結合させるには、摩擦力向上剤の配合量を抑える必要があった。

 一方、アクティブ発泡ゴム2は、粒径の小さなシリカを配合することで従来に比べポリマーを細分化でき、より多くの摩擦力向上剤を投入しても、しなやかさに寄与するポリマーに結合することなく、グリップ力に寄与するポリマーとだけ効果的に結合させることが可能となった。その結果、柔らかさはそのままに、トレッドゴムが接地面である除水後の氷で粘りを発揮し、グリップ力の大幅な向上に繋がった。

 発泡ゴムのこれからの進化について菅江さんは「降雪地でのヒヤリという瞬間はまだあるため、ドライバーの不安感をなくしていくためにも、除水性、接地性ともにまだまだ上を目指したい」と話す。また、「ユーザーの声に応えるため、除水性、接地性に加え、新たなコンセプトを発掘したい」という。

 究極に近付きつつある、BLIZZAK、発泡ゴムのさらなる進化に注目したい。

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