現地公社と11回目の共催
横浜ゴム、タイで天然ゴム農家向けセミナー開催
タイヤ New! 2026-07-10
横浜ゴムは7月10日、タイ天然ゴム公社(Rubber Authority of Thailand、RAOT)スラタニ支局と共同で、現地天然ゴム農家を対象としたセミナーイベントを6月に開催したと発表した。天然ゴムの品質および生産性向上を目的としたもので、11 回目となった今回は、同地区の農家50戸が出席した。
横浜ゴムは 2020年1月、自社の「持続可能な天然ゴムの調達方針」に基づき、RAOTと、天然ゴム農家の経営支援ならびにサプライチェーンの透明性と健全性を確保するためのトレーサビリティ向上に関する覚書を締結した。この覚書に基づく農家支援活動の一環として、現地の天然ゴム加工子会社、Y.T. Rubber (ワイ・ティー・ラバー、YTRC)を通じ、RAOTと同セミナーの共催を続けている。
同セミナーでは、肥料の適切な使用方法はじめ、ゴム農家の作業安全、農業経営の考え方など、栽培・経営・労務管理の重要点を網羅する講義をおこなった。さらに地域の行政機関、警察署、病院の代表者を来賓として招き、外国人労働者の雇用に関する法令の概要、農園で働く外国人や少数民族の人権尊重と地域社会との共生、交通安全、ゴム採取の危険を防ぐ労働安全衛生について講義してもらった。
イベント後のアンケートでは、「漠然と肥料を与えていたが、体系的な知識を学ぶことができた」「天然ゴム加工会社であるYTRCの意見を直接聞くことで、異物混入が重大な問題であることを理解できた」など、栽培技術や品質に対する意識の向上につながったという声が寄せられた。「タイヤメーカーが、末端の農家まで気にかけていることに驚き、感激した」との声もあり、メーカーと天然ゴム農家の相互理解、信頼関係をより深める機会になったともした。受講者には後日、横浜ゴムからRAOTの知見を活かした肥料を無償提供した。
横浜ゴムは、「持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム(GPSNR)」に創設メンバーとして参画するとともに、 2021 年9 月には従来の「持続可能な天然ゴムの調達方針」を改定し、GPSNR の活動との連携を強めている。今回のセミナーイベントは、この方針に掲げられた「サプライチェーンに関わる方々への支援」を反映したもので、今後も同方針で定めた活動指標に沿った取り組みを実施し、その成果を公表してくという。
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