サステナブルタイヤを進化
ミシュラン、「ル・マン24時間」で実力証明
タイヤ New! 2026-06-23
シュランは、6月13、14日にフランスで開催された四輪車の耐久レース「ル・マン24時間レース」で供給した“サステナブルタイヤ”が、耐久性を向上すると同時に。ラップタイムの短縮に貢献したと発表した。

ル・マン優勝のトヨタ7号車を祝福する〝ミシュランマン”
このタイヤは、再生可能素材・リサイクル材料を50%使用した耐久レース専用タイヤ「ミシュラン・パイロットスポーツ・エンデュランス」。同社は、2021年から、世界耐久選手権(WEC)のトップカテゴリー、ハイパーカークラスの公式タイヤサプライヤーを務めるとともに、レース活動を通じてサステナブルタイヤの性能向上に取り組んでいる。
2026年のWEC第3戦となった今回のル・マンでは、トヨタ、BMWなどハイパーカーで参戦した8チーム・18台に、最新版タイヤを供給。その耐久性の向上は、多くのチームでタイヤ交換時期を3スティント(1スティントは車両が燃料補給やドライバー交代などでピットインするまでの周回数)もしくは4スティントに延ばせたことに表れた。そして各チームとも、タイヤ使用量がレース規則で定められた上限の14セットを下回り、最も多く使用したチームでも12セットで済んだ。全チーム合計では、2025年と比べ使用量を約150本削減できたという。
その上で、決勝レース中の最速ラップタイムが前年から約1秒短縮され、マシンのパフォーマンス向上を支えたことも示せた。
ミシュランは、今回のル・マンではソフト、ミディアム、ハードの3種類のタイヤを用意した。ミシュラン・モータースポーツのエンデュランスレーシングプログラムマネージャー、ピエー ル・アルヴェス氏は「セ氏44度という高い路面温度の中で、(ハイパーカーの)参戦チームはレース開始時に2つの選択肢を持っていた。1つは高温下で完璧な安定性を提供するハードタイヤを選ぶのか、もう1つはよりアグレッシブな戦略として非常に高いペースを維持できるミディアムコンパウンドを選ぶのかだ。ただ、非常に暑いコンディションの中でも選んだコンパウンドにかかわらず3スティントを連続走行できることを確認し、大きな成果を得られた」と、サステナブルタイヤの性能向上に手ごたえを述べた。同社は、2050年までにタイヤを100%再生可能素材・リサイクル材料で製造するというグループ目標を掲げており、その達成に「貢献する成果になった」(アルヴェス氏)ともいう。
今回のル・マンの結果は、小林可夢偉選手らのドライブしたトヨタ・レーシング7号車が優勝、BMW・M・チームWRT20号車が2位、トヨタ・レーシング8号車が3位など、ミシュラン製タイヤを履くハイパーカーが上位を占めた。
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