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【特集】ゴム企業の環境活動・環境対応製品

横浜ゴム、トップレベルの環境貢献企業めざす

タイヤ 2017-07-27

「YOKOHAMA 千年の杜」プロジェクトの植樹活動

 
 横浜ゴムは、中期経営計画「GD100」の中で、「トップレベルの環境貢献企業になる」ことを基本方針の1つに掲げている。

 そのため同社ではさまざまな環境活動を行っているが、中でも特徴的なのが「YOKOHAMA 千年の杜」プロジェクト。このプロジェクトは、ただ木を植えるだけでなく「杜」を創生することで、環境意識の啓発、防災・環境保全林の形成、温暖化抑制への貢献、生物多様性の保全、地域社会とのコミュニケーション(地域貢献)などを目的とする取り組みで、2007年からスタートし、同社の創業100周年にあたる今年、全世界で50万本の植樹を計画している。「今年は57,000本植樹する予定で、10月に開催される100周年式典で50万本達成を発表する」という。

 多くの工場が水を多量に使用することから、工場周辺の水辺環境での生物多様性保全に力を入れている。工場周辺の川や池の水質や生態系をモニタリングし、工場で冷却用に使用した地下水を、周辺の川に還元し水質の浄化に寄与している。「三重工場では、行政からの要請で、工場の休業日にも水を還元し、水質の浄化に協力している」という。また地域からの要請を受けて荒廃した森林の整備に協力し、地域住民とともに生き物の豊かな森林の回復に取り組んでいる。

 タイの天然ゴム加工会社では、ゴム農家の生産性向上をはかるために、天然ゴムを単体で植えるのではなく、竹や果樹など10種類以上の樹木と混植して育てるという農法を指導している。これにより、副収入を得ることでゴム農園の収入を安定させるだけでなく、ゴム単体の農園に比べ自然林に近い状態になり、生物多様性が保たれるとともに、ゴムの木の成長を促進し収穫量拡大にもつながるという。

 そのほか中国雲南省では、世界自然遺産に登録されている三江併流地域で、自然を守り人々の暮らしを支える「河源コミュニティでの持続可能な発展と生態保護プロジェクト」を支援している。このプロジェクトは、長いあいだ、無秩序な森林伐採や野生動物の狩猟が続けられ、自然資源が破壊された河源村(同地自然保護区内にある少数民族の村)の経済発展と生態系の保全を両立させることで、河源村の持続的な発展を目指すというもの。特産品の生産・販売を志す人に資金を援助したり、子供たちへの教育支援等を行っている。

 2016年度からスタートした社会貢献活動「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり、資金を積み立て、環境保全や人権擁護に取り組むNPO、NGOなどの団体に資金援助を行うほか、重大な災害が発生した際に義援金を拠出している。貧困の中で暮らす海外の子供たちに教育や保健・衛生などの支援を行う「チャイルド・ファンド・ジャパン」とのスポンサーシップなど、これまでに4団体を支援している。

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