サステナブル素材比率91%のコンセプトタイヤも出品
TOYO TIRE、オートサロンでフラッグシップタイヤ訴求
タイヤ 2025-01-15
東京オートサロンが1月10~12日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された。
初日の10日にはTOYO TIRESブースで、清水隆史TOYO TIRE社長&CEOによるプレゼンテーション、モータージャーナリスト竹岡圭氏と吉川誠商品企画本部グローバルマーケティング部長による展示タイヤの紹介等が行われた。

プレゼンする清水社長&CEO
冒頭のプレゼンテーションで清水社長&CEOは「当社は、この場をブランドイメージのアピールの舞台とはせず、来場者と気持ちを重ね、コミュニケーションを図りたいと考えている。当社は他とは違う、味のあるブランドとして共感いただけるよう、顧客の目線が向いている先にあるものを見つめ、顧客の心が躍るようなタイヤづくりにこだわりを持って商品開発を進めている。
クルマの走りを支えるタイヤの性能への挑戦、製品そのものの表情、デザインへのこだわり、そして、そのタイヤを装着してクルマを走らせるドライバーの心を駆り立てるもの。これらがTOYO TIRESが追い求めているものであり、共有したいマインドだ。
当社は今年もSUV/ピックアップトラック向けの「OPEN COUNTRY」、グローバルフラッグシップである「PROXES」の2つのブランドを中心に、世界へ向けてTOYO TIRESの魅力と独自性を訴求していく。
TOYO TIRESは、2025年もモータースポーツ活動を通じた技術研鑽を図るとともに、マーケットの動向を先取りした魅力的な商品を提供していく。また、持続可能なモビリティ社会への貢献、走りの楽しさ、豊かなクルマ文化の活性に寄与することで、使命を果たしていきたいと思う。
TOYO TIREは今年、創業80周年を迎える。これからもTOYO TIRESブランドの魅力を伝え、愛され続けるブランドとなるよう努めていく」と語った。

契約チーム監督、ドライバーとの記念撮影
ブースでは、同社のSUV向けタイヤブランドの代名詞である「OPEN COUNTRY」シリーズとグローバルフラッグシップブランド「PROXES」シリーズを中心に展示。使用原材料の91%にサステナブル素材を用いたコンセプトタイヤも披露した。

OPEN COUNTRY R/T SUSTAINABLE CONCEPT
使用原材料の91%にサステナブル素材を用いたコンセプトタイヤ「OPEN COUNTRY R/T SUSTAINABLE CONCEPT」は、ヤマハ発動機の小型低速EV「DIAPASON(ディアパソン)C580」向けにカスタマイズした「OPEN COUNTRY R/T」の特別スペック。サイズは175/60 R16 82Q。
採用素材は、天然由来など再生が可能なリニューアブル素材が62%、すでに何らかのかたちで使用したものを再利用したリサイクル素材が29%。リニューアブル素材はバイオマス由来ブタジエンゴム(BR)、バイオマス由来スチレンブタジエンゴム(SBR)、バイオマス由来ポリエステル繊維、籾殻灰シリカ、植物由来オイル等を、リサイクル素材は再生カーボンブラック、再生ビードワイヤー、再生スチールコード、再生ナイロン繊維、再生酸化亜鉛、再生硫黄等を用いた。同社は昨年のオートサロンでも、サステナブル素材使用比率90%のコンセプトタイヤを参考出品したが、そこから新たに再生酸化亜鉛、再生硫黄を採用した。それらをタイヤで使用できるようグレードや配合を工夫したという。
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