新たなグリーンスローモビリティの共創に向け
ブリヂストン、東近江市と自動運転サービスに関する連携協定を締結
タイヤ 2025-01-16
ブリヂストンと滋賀県東近江市は1月15日、道の駅「奥永源寺渓流の里」を拠点とした自動運転サービスに関する連携協定を締結した。

調印式の様子。小椋正清東近江市長(右)、太田正樹ブリヂストンBSJP直需タイヤ販売戦略企画部門長/新モビリティビジネス推進部長
同協定は、東近江市が運営するグリーンスローモビリティの自動運転サービスに、ブリヂストンの空気充填が要らない次世代タイヤ「AirFree」を装着し、その特性や機能、提供価値を検証するとともに、地域社会のモビリティを支えるための連携および協力を目的としている。
東近江市が運行する自動運転サービス「奥永源寺けい流カー」は、超高齢化が進行する中山間地域における人流や物流を確保するため、道の駅「奥永源寺渓流の里」を拠点に運行している。

「奥永源寺けい流カー」
道の駅は滋賀県と三重県の県境近くに位置し、両県を行き来する人々の憩いの場として大きな役割を果たすとともに、防災や医療、行政機能を兼ね備えた地域住民の生活を支える重要な拠点施設となっている。
この道の駅と複数集落を結ぶ自動運転サービスは、地域にとって不可欠な「グリーンスローモビリティ」として、引き続き交通事業者および地域ボランティアと連携し、サービス面の検証を重ねながら事業を推進していく。
ブリヂストンの「AirFree」は、空気の代わりにリサイクル可能なスポーク形状の熱可塑性樹脂で荷重を支えるため、パンクの心配がなく、資源生産性の向上やメンテナンスの効率化を実現。また、スポーク部分には薄暗い時間帯においても視認性を最大化できる青色「Empowering Blue」を採用し、安心・安全な移動を支える。

「AirFree」
「AirFree」は「地域社会のモビリティを支える」ことをミッションに、高齢化や過疎化、労働力不足といった地域が抱えるさまざまな交通に関する課題の解決策として注目されている「グリーンスローモビリティ」をターゲットの一つとして、2026年の社会実装を目指す。
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