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タイを中心とした輸入に切り替え、利益改善へ

住友ゴム工業、米国のタイヤ製造子会社を解散

会員限定 タイヤ 2024-11-08

 住友ゴム工業は11月7日、米国の連結子会社で乗用車用タイヤ、モーターサイクル用タイヤ、トラック・バス用タイヤを製造する「Sumitomo Rubber USA」(SRUSA:米・ニューヨーク州)を解散すると発表した。同日開催の取締役会で決議した。11月7日付で生産活動をすべて終了し、その後必要な準備を行ったのちに解散する。

 解散に伴い第3四半期に465億円の北米構造改革関連損をその他費用として計上した。第4四半期以降についても、解雇費用や途中解約違約金などを概算で282億円計上する予定。金額については精査中で、今後変動する可能性がある。損失は一時的に発生するものの、同社ではSRUSAの解散に伴い2022年実績比で事業利益改善効果が1年あたり約450億円になると見込む。2025年は約310億円の効果を見込んでいる。

 住友ゴム工業は北米市場向けの需要に対応するため、2015年10月に米・グッドイヤー社とのアライアンス契約および合弁事業を解消、米国のGoodyear Dunlop Tires North America(現SRUSA)を100%子会社とし、製造を行ってきた。

 これまでSRUSAの生産体質および業務効率向上を進めてきたが、

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